「ミュージカル オペラ座の怪人 ~ケン・ヒル版~」の観劇レポート
先日、現在、渋谷ヒカリエの東急シアターオーブで公演中の「ミュージカル オペラ座の怪人 ~ケン・ヒル版~」を観てきたのでその感想を述べたいと思います。
「オペラ座の怪人」のあらすじについては、長くなってしまうのでここでは省きますが、ケン・ヒル版とは一体なんなのかだけご紹介しておきます。
実は「オペラ座の怪人」はフランスの作家、ガストン・ルルーが書いた小説であり、これを元として、さまざまな映画やミュージカルが作られているらしいです。
その中でも最も有名なものは、映画化もされている、アンドリュー・ロイド・ウェバー版(初演 1986年)。
ちなみにアンドリュー・ロイド・ウェバー版の「ミュージカル オペラ座の怪人」は現在、劇団四季が静岡で公演中です。(10月からは仙台にて公演予定)
ケン・ヒル版とはこのアンドリュー・ロイド・ウェバー版に先立って1976年に公演された「ミュージカル オペラ座の怪人」の原点とも言えるものなのです。
ちなみにこのケン・ヒル版が日本で公演されるのは5年ぶりだそうです。
アンドリュー・ロイド・ウェバー版は何回か観たことがあったのですが、ケン・ヒル版は今回が初めてだったので楽しみにしてました。
感想を一言で言うと、コメディ感が強い!!
大まかな内容についてはケン・ヒル版もアンドリュー・ロイド・ウェバー版も同じなのですが、ケン・ヒル版はちょっとした場面にくすっと笑えるような笑いを多々挟んできてました。
歌曲についてはケン・ヒル版の方が少なかったかな??
ミュージカルというよりは演劇という印象を受けました。
さらに興味深かったのは怪人の仮面です。
アンドリュー・ロイド・ウェバー版の仮面は右半分だけ覆われていたのに対して、ケン・ヒル版の仮面は顔がほとんど覆われるように作られていました。
何か意図があるのですかね?
(左:アンドリュー・ロイド・ウェバー版、右:ケン・ヒル版)
ケン・ヒル版はアンドリュー・ロイド・ウェバー版をすでに観ている人でも、初見の方でも楽しめる内容になっていると思います!
残念ながら、上映は9/9(日)までと残り少ないですが、もし機会があればぜひ一度は見てみて欲しい作品です。